雪山班最終合宿 鳳凰三山
- 19 時間前
- 読了時間: 3分
山域:鳳凰三山(山梨県)
●日程:2026/2/8(日)〜2/11
●メンバー:
3 回生:PL 松並 SL 福田 2人
2 回生:村上 安井 2人
1回生:江尻[記録] 黒藪 冨永 3人 計 7人
2/8
甲府に続々とメンバーが集まる。事情により参加できないメンバーが3人いたため、無念だが7人で最終合宿がスタート。
夜叉神峠登山口までタクシーで送ってもらう予定で、最後の人間のあたたかみを皆噛み締めていたがさっそく問題発生。なんと道路が冬季で通行止めにされている。

道路はしっかりとバリケードが設置されていたため、登山口まで2時間ほど歩く覚悟を決める。冬の山道をここまで送ってくれたタクシーに礼を言い、今期最後の重いザックを背負い、歩いていく。

街の明かりが仄かに見える。

音楽をかけたり喋ったりして気を紛らわせながら、なんとか登山口に到着。予定よりも大幅に遅れていたため、テントを設営し夜ご飯も早々に済ませ就寝。
2/9
3時半起床。シュラフから出るのをためらうくらい寒い。
どうにか準備を整え出発。早速急登である。夜叉神峠、杖立峠と進み、何度も『平』のような場所を越えてようやく苺平に到着。かわいい名前だが道のりは全くかわいくなかった。

その後も仲間と励まし合いながら、また時折顔を覗かせる富士にも元気づけられながら、なんとかテント場まで奮闘した。

2/10
事前の天気予報によると午前9時からしばらくの強風。それまでには本日の稜線歩きを終わらせたい、ということで、午前1時半に起床し3時に出発。鳳凰三山の一つ目、薬師ヶ岳に向かって登っていく。
森林限界を抜けたところで突如きらめきが視界に広がった。甲府の街明かりだ。下界は夜の中であり、取り囲む雪と樹木と、あと何かが、街と私たちとを切り分けている、と思った。うっすらと富士山の影も見える。
ここからそろそろ雪が少なくなっていく。樹木のない吹きさらしの稜線では、雪がないか、もしくは硬く凍った雪が残る場合がほとんどだ。しばらく砂と岩の景色を進んでいく。

薬師ヶ岳まで登った頃には、朝日が顔を見せ始めていた。地平線が燃えている。


空に伸びる雄大な富士、振り返れば圧倒的な迫力で存在する、白い南アルプス。言葉を失いながら景色を目に焼き付けた。この惑星の果てに近い所を、私たちは歩いているのだ。


冬山登山には心を折られそうな場面が今まで何度もあったが、冬山班に入ってよかったと心から思った瞬間だった。
続いて鳳凰三山二つ目の観音ヶ岳も登頂。

朝日の赤に染まる連山と白い雪、青い空に惚れ惚れし、降ったり登ったりしながら、10時頃には地蔵ヶ岳に到着。


予報では風が心配であったがここまでほぼ無風、快晴。あまりの天候の良さに地蔵ヶ岳で大休憩を取り、それぞれ寝転がったりレーションを取ったりとくつろいだ。

昼過ぎには鳳凰小屋に到着。ようやく余裕のあるテント場での時間を過ごせ、皆一息ついた様子だった。

2/11
晴れ続きの今合宿であったが、最終日にして雪。天気の悪い中、慎重に道を探しながら進んでいく。

ワカンとアイゼンのどちらを装着するか迷う場面もあり、降るだけとは言え気は抜けなかった。雪に隠れた岩が多々あり、かなり歩きにくかった記憶である。苦戦しながらなんとか全員で御座石鉱泉まで下山。

そこからタクシーが来てくれるところまでまた30分ほど歩いたのだが、走るメンバーもいればこの半年を振り返りながら歩くメンバーもおり、これも良い思い出になった。
また合宿終わりに訪れた甲府の銭湯では、番頭さんの勧めで記念のサインを飾っていただいた。

3回生はこれで全ての正規合宿が終了した。本当にお疲れ様でした。ワンゲルを全うできたでしょうか?「とても長い3年間だった」と言っていたのが、まだ私の心をつらぬいたまま溶けません。
記録:江尻




















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