ゼロ富士PW
- dwv1957
- 6 日前
- 読了時間: 2分
• 山域:富士山
• 日程:2025/9/6〜9/8(1泊3日)
• メンバー
4回生:総PL 長田
3回生:佐野、武山
2回生:総SL 村上、松本
1回生:赤木、江尻、黒籔標高3,776m、日本最高峰・富士山剣ヶ峰へ海抜0mから挑んだ今回のゼロ富士。


出発地点の富士塚ではあいにく曇天で富士山を望むことはできなかったが、海岸からは駿河湾に伸びる雄大な伊豆半島を眺めることができた。最初の十数kmは平坦な舗装路が続き、会話も弾んだ。


最後のコンビニで各自補給を済ませると、勾配が徐々に増す単調な林道歩きに入る。深夜には先輩方による即席カラオケ大会が始まり、静まり返った樹海に笑い声が響いて、少し気が紛れた。気分転換に走ってみたりもしながら進み、PICA表富士に到着。

ここで2時間ほど仮眠をとり、再び目を擦りながら退屈な林道を歩き出す。メンバー共々前日からの疲労と眠気のせいか、口数も少なくなっていた。


旧料金所ゲートからは登山道に入り、次第に傾斜がきつくなっていく。互いに励まし合いながら進むうちに森林限界を迎え、同時に宝永山が我々を歓迎するようにその秀麗な姿を露わにした。その光景に力をもらい、なんとか六合目・雲海荘に到着。(10.11)ここで佐野・武山と合流し、山荘でひとときの休息を取った。

翌日深夜2時に起床し、外へ出ると満天の星空が広がっていた。ダイヤモンドを散りばめたような夜空には、皆既月食による赤月も輝き、息を呑むような絶景に圧倒された。




そしてまだ夜明け前の暗闇の中、山頂を目指して歩みを進める。酸素の薄い中での急登だったが、誰一人高山病にかかることなく全員が無事に剣ヶ峰へ登頂。山頂からは富士市を一望でき、歩んできた長い道のりを振り返りながら、言葉に尽くせない達成感に包まれた。まさにゼロ富士に挑戦してよかったと心から思える瞬間だった。そして名残惜しさを胸に須走ルートで下山。エスケープも出ることなく全員が無事に完遂でき、例年にも増して素晴らしいゼロ富士となった。
記録:一回 黒藪
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