最終補充合宿
- dwv1957
- 2 日前
- 読了時間: 2分
●山城:南アルプス 野呂川源流部(山梨県)
●日程:10月7日(火)~10月13日(火)(移動日1日/予備日2日)
●メンバー:
<3回生>総PL福田(記録)
<2回生>総SL米田
計2人 天候不良や熊の出没により、最終合宿の日程を変更したため、参加できなかった部員が2人いた。欠席者の補充を目的として、10月に学校が始まった期間に改めて合宿を実施した。
前日は、夜叉神ヒュッテのテント場で一泊した。ヒュッテでは山菜そばを平らげ、登山への準備は万全だった。夜になると、ヒュッテのおばさんが差し出してくれたマスカットを頬張り、甘酸っぱい味に笑みがこぼれた。

1日目は、遅めの朝をゆったりと出発し、談笑しながら歩を進めた。夜叉神峠に着くと、これから挑む南アルプスの雄大な山々が眼前に広がり、胸が高鳴った。

長時間にわたる急登では汗が滲むが、周囲の紅葉は鮮やかな暖色に染まり、苦しさを忘れさせてくれた。

談笑に夢中になっている間に、いつの間にかテント場に到着していた。少し肌寒いが、外で昼寝をするにはむしろ心地よい涼しさだった。 2日目は、朝から再び急登に挑んだ。曇天で視界は限られていたものの、薬師ヶ岳にはあっという間に到着した。

景色が見えない中稜線を歩き続けると、すぐに観音ヶ岳についた。沢山の登山客がいて元気をもらった。

地蔵ヶ岳に向かう間、雲の切れ間から光が差し、山肌と紅葉のコントラストが徐々に鮮明になってきた。


思わず二人で声を上げながら、地蔵ヶ岳に到着し、記念に地蔵ポーズで写真を撮った。

鳳凰三山を抜ける道中は、上り下りの繰り返しで非常に長く感じられたが、甲斐駒ヶ岳や仙丈ヶ岳の姿を眺めるたび、二日後の山行への期待が胸を膨らませた。しかし、天気予報では翌日から強風の予報。テント場で相談した結果、翌朝に下山することを決めた。

全工程を歩き切れなかった無念さはあったが、学校を休んで山にいる背徳感や、紅葉に染まる山の美しさに励まされ、心は満たされた。二人にとって、これが最後の夏山登山となったが、記憶に深く刻まれる素晴らしい思い出となった。
記録:3回 福田























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