乗鞍スカイライン・乗鞍エコーライン経由フォッサマグナ縦断PW
- dwv1957
- 2 日前
- 読了時間: 6分
地域:富山県、岐阜県、長野県、山梨県、静岡県
日程:2025/9/2(火)~9/6(土)
メンバー:4回生総PL上田
2回生総SL松野
1日目
【富山駅~平湯キャンプ場】行きの特急サンダーバード、北陸新幹線つるぎでは、国内舗装路最高峰&フォッサマグナ縦断に心を踊らせ、左肩が悲鳴を上げながらも輪行袋を担ぐ。まだこの時はこの日に絶望を覚えるとは思いもしなかった。

10:00の開始から20km地点辺りは斜度1%程の絶妙にストレスのかかるライドであり、酷暑であった。
途中、道の駅細入にて昼食を摂る。冷えたうどんが身体に染みる。また、カップ式自動販売機ではライチドリンクを注文したものの、シロップが切れていたのかお冷が出てきた。(110円)
道の駅を超えてからは斜度が上がり、2,3%程の上りが延々と続く。なお、トンネル内は涼しくまさにオアシスであった。
しかし、70kmを過ぎると脚が限界を迎える。残り15km程であるがまだ上りは600m残っていた。限界を迎えた脚でインナーローをぶん回す。何度も心が折れかけたが、乗鞍岳、静岡をめがけて前へ前へと進んだ。ワンゲルに入って最も過酷な日であった。
18:30、やっと到着。辺りは暗く、気温も21℃とひんやりした空気を感じる事が出来た。
なんと平湯キャンプ場、徒歩10分で温泉あり。迷わず入浴し、激熱の内風呂と激冷の水風呂を交互に3セット。露天風呂にも入浴。汗を流し、疲れを癒す。

平湯温泉にはももいろクローバーZのあーりんこと佐々木彩夏さん(ピンク)、出川哲朗さんのサインが飾られており、テンションが上がった。
なお、4回生上田晃誠氏によると今まで入った温泉でトップクラスを争う程豪華であったようだ。
夕飯は肉野菜炒め、サイコロステーキをオンザライス。まさにパラダイス。肉を摂取し、疲労回復にもナイス。
全体で2張のテント場で夜を明かす。
2日目
【平湯キャンプ場~乗鞍畳平】待ちに待った今合宿のメインディッシュ。前日の疲労回復が功を奏したか、あまり疲れが残っていない。行ける。そう信じスタート!
キャンプ場を出るとすぐに乗鞍スカイラインの文字が出現。頭からつま先まで衝撃のイナズマが走り、爆音の韻波句徒が鼓動を掻き立てる。

やはりこの日も、インナーローでぶん回すものの、前日の反省を踏まえ、バテる前に休憩をとることにし、20分ライド、3分レストのサイクルでサイクリング
前半はガスガスであったが、後半になるにつれ晴れ間が見えるように。非常に気持ちのいい景色であった。

シンプルに死にそうなぐらいキツかったので、北アルプスの雄大な自然の景色は死後の世界のように思われた。
11:00ようやく畳平に到着。ケツが限界を迎えていたので早々とアタックザックに荷物を詰めて乗鞍岳剣ヶ峰へ。【乗鞍岳畳平~乗鞍岳剣ヶ峰】剣ヶ峰を目指し徒歩
我々が登っている間のみ晴れていた。そういう事であろう。

山頂では訪日アジア系アジア人に写真撮影をギブ&テイク。外交に努めた。

剣ヶ峰付近の小屋でバッジを購入。値は張ったが、自転車で来たからには買うしか無いと思い、即決。
その後肩の小屋にて山菜そばをご馳走。身体があったまった。心もほっとなった。【乗鞍畳平~波田リバーパークキャンプ場(松本市)】畳平を出て5秒、国内舗装路最高地点を発見。ここでは訪日アジア系アジア人は居なかった為、自撮り。寒すぎた。
ここからは鬼のくだり。ボコボコになったガードレールに恐怖を覚えながらも要所で減速しながらヘアピンカーブを攻略していく。今合宿これまで一切無かった疾走感をようやく感じることができて非常に気持ち良かった。
マイカー規制のかかった乗鞍エコーラインを過ぎると、夕立ちに襲われる。偶然存在した公衆トイレにてレインウェアを着用。モンベル様、平素よりお世話になっております。
そんなこんなで下りに下って松本市街地(?)へ。アルピコ交通上高地線沿いに東へ進み、地元スーパーのデリシア波田駅前店に到着。パスタ、スイカ、そして上田氏の最後の自炊ということで特大のシャインマスカットを奢っていただきました。ご馳走様でした!
1泊200円と、恐らく松本市民の為の市営キャンプ場に宿泊。
この日もテント場には2張のみ。邦ロック、熱帯夜と共に最悪の睡眠を実現。対戦ありがとうございました!
3日目
【波田リバーパークキャンプ場(松本市)~いち柳ホテル(山梨県富士川町)】
この日は下り基調の100kmライド。途中に峠も2箇所あり、いつもの自転車班正規合宿が思い出される1日となった。
岡谷市辺りで交通渋滞に関与し、関与されながらも諏訪湖のレイクビューを眺めながら気持ちの良いライドとなった。

50km辺りで昼食を摂る。
長野県のローカルチェーン「みんなのテンホウ」にお邪魔。オープンを待っている様子。タンタンメンは辛くなく、優しい味わいだったが、台湾ラーメンが辛く、後に上田氏の臀部から火炎放射が行われる。

こちらはメニュー写真の5倍色素の濃い野沢菜ぎょうざ。山椒が効いていて非常に美味。
80km地点では道の駅はくしゅうにお邪魔。百名山ならぬ、名水百選である、「白州・尾白川」をいただく。中には30L程汲んでいるお客さんもいらっしゃり、ドン引きした。

また今日も夕立ちに襲われる。途中、靴の水分をアスファルトに吸わせるご様子。正直見てられない。
夕食はホテル徒歩1分の台湾料理屋へ。ラーメン1杯と天津飯のセットで968円。多謝。多謝。
4日目【停滞】
この日は台風15号の影響により驚異的な雨予報。停滞を余儀なくされた。
朝食を用意して頂き、ご飯、お味噌汁のおかわりもさせて頂いた。出汁が効いた高野豆腐が優勝であった

ホテルで連泊し、昼食はお近くのお洒落過ぎるCafeへ。いつもワンゲル部員がお世話になるNetCafeとは比べ物にならない。
5日目
【いち柳ホテル(山梨県富士川町)~新富士駅】ついに最終日。体力は万全。天候も万全、というより台風後は面白いくらいに晴れる。猛暑かと思われたが、そんなことも無く、風を感じることの出来る下り基調の快適なライドとなった。今までで1番心地よい自転車活動であったように思える。

開始と同時に富士川が姿を現し富士川沿いに南下。途中霧が立っており幻想的であった。
猿、アライグマ(?)に遭遇。アライグマに至ってはこちらにビビる様子も無く、道を譲ってくれなかった。普通にヒヤッとした。

富士市街地に入ってやっと日本の象徴がお目にかかる。タイミング良く山頂だけが雲に隠れず映っていた。この後はガスっていたので、この2人は何か持っているのだろう。

交通量が増えてきた頃、新富士駅に到着。5日間であったが、あっという間に終わってしまった。一生思い出に残る体験であった。

やはり、さわやかは肉が肉々しく美味しかった。また来年食べに来ようと思う。
文責:No.813 松野想真























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