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春合宿(尾瀬ヶ原)

●山域:至仏山・燧ケ岳(群馬県・福島県) ●日程:2月18日〜2月28日(移動日1日/4泊5日/予備日4日)

●メンバー:<3回生>喜屋武[気象] 津留 三宅[装備] 稲垣 西 池淵 野間[衛生] 山成 <2回生>中山 廣瀬<1回生>段ノ上 柿島 加藤 小峠 計14人 ※[気象]…気象セット内の事前確認(用紙・電池の補充)と山行中の気象通報の確認を行う [装備]…不足装備の事前確認・報告と団装分配・返却の管理を行う。 [衛生]…衛生セットの事前確認と合宿前の体調確認・検温を行う。 Aパーティー:PL津留 総SL中山 三宅 山成 野間 加藤 小峠 Bパーティー:総PL喜屋武 SL廣瀬 稲垣 池淵 西 柿島 段ノ上

一年の集大成となる最終合宿を尾瀬ヶ原で行いました。 尾瀬ヶ原は卒業した先輩からもよく話を聞いていた憧れの場所です。 3回生にとっては最後の合宿でもあるので特別な思いで臨みました。

1日目 沼田駅からタクシーに乗り1時間ほどで戸倉に到着。準備をしていよいよ出発です。 この日は11.5㎞の長い林道歩きでした。

幸い天気には恵まれたので順調なペースで進むことができましたが、さすがに鳩待峠についたころには一同疲れ切り、倒れ込む人が続出しました。

2日目 至仏山アタックの日です。 暗いうちから登り始め、樹林帯を上がりました。 この日は曇りがちな天気で、稜線に出てアイゼンに切り替えたころには強風が吹き荒れていました。

ハイマツの上に雪がかぶっており、そこを踏み抜いたりして、予想していたより時間がかかりましたが、無事山頂を踏むことができました。山頂では雲の隙間から青空が現れ、尾瀬ヶ原の全貌や、二日後に登る燧ケ岳がはっきりと見えました。

3日目 尾瀬ヶ原縦断の日。 2時半起きで真っ暗な時間から尾瀬ヶ原に向かいました。 途中キツツキの巣のようなものがたくさんあり、興味深かったです。 ちょうど明るくなったころに尾瀬ヶ原に着きました。真っ白な雪原に感動しつつも、ここから始まる長い道のりに気合を入れます。

途中橋桁が外された橋を渡る場面があり本当にひやひやしました。私はキャーキャー言ってこの合宿で唯一女子らしいリアクションを取ってしまいました(笑)

心配していたホワイトアウトもなく、日がカンカン照りになることもなく本当にちょうどよい天気の中進むことができました。 縦断が終わり、尾瀬沼まで上がり始めたころにはさすがに疲れも見え始めていましたが、皆でラッセルを交代しながらなんとか登り切りました。到着したころには月が出ていました。

4日目 燧ケ岳アタックの日。 尾瀬沼には朝もやがかかり神秘的な光景が見られました。これは少し経った後の写真ですがとても美しいですね。

この日は高気圧が真上に来ていたこともあり合宿一番の晴天でした。本当に今回は奇跡のような天気の良さが続きます。この日は一回生4人が先行してラッセルをしてくれました。樹林帯を抜けると至仏とは全く違った山容が姿を現しました。山頂がとても美しい。

アイゼンに履き替えてアタックしますが、斜度が急で下山が怖いなと思いました。山頂には石碑がありませんでしたが一応集合写真を撮りました。

風が強く寒かったので即下山。意外とすんなり降りられて一安心。少し降りたところで弱層テストをして滑り始めました。3回生の津留と2回生の廣瀬が転びまくるなか、1回生はスマートにかっこよく滑っていきました。今年の1回生はアイゼンもビビらないしスキーもうまいし頼もしいなあ。 この日6テンではチーズダッカルビを作ったそうです。

5日目 暗いうちから尾瀬沼を縦断しました。星がきれいで、沼の周りに雲が浮かんでいたので宇宙に行ったような気分になりました。まさに天然のプラネタリウムです。

途中、燧ケ岳をバックに1枚。

樹林帯に入るときにはすっかり明るくなっていて、木々の間に日が差し込む光景はとてもきれいでした。

弱層テストをして滑り始めるも沢を渡るタイミングを逃し少し上り返しました。その後はスムーズに進み無事林道に到着。ここから11.2㎞ の長い林道歩きが始まりました。途中雪が剥げているところも多くありましたが、何とか間を縫ってスキーで進みました。

戸倉に到着するころにはさすがに疲弊しきっていましたが5日間歩き切った達成感がすごかったです‼

今回は天気に恵まれ、助けられた合宿になりました。事故なく今年度の締めくくりができたことを本当にうれしく思います。

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