自転車班 オーストラリア最終遠征
地域:オーストラリア(ビクトリア州、オーストラリア首都特別区、ニューサウスウェールズ州)
日程:3/3(金)〜3/17(金)
メンバー:3回 SL本田 PL西山 浅岡 後藤 4人
2回 竹内 太田 前阪 田中 和田 中村 6人
1回 高橋 上田 2人
概念図:
総走行距離 1,232.05km / 獲得標高 15,527m
文責:浅岡
3/3(金) 1日目
走行距離 66.96km / 獲得標高449m / 実行動時間 6h30m
いよいよ合宿開始です。
今回は人数の都合によりウォーナンブール駅に現地集合でした。ここでメンバーの1人が体調を崩してしまい、ウォーナンブールにて待機することになりました。予期せず出鼻をくじかれることになりましたが、残りのメンバーで合宿を始めます。
オーストラリアはとにかく広大で至る所で牛や馬などの放牧が行われていました。道路や景色の感じは北海道に似ているかも。
今回1発目の見所であるグレートオーシャンロードです。世界で最も美しい海岸道路と言われるだけあって、素晴らしい景色の数々です。
12使徒はあいにくの天気でしたが、その壮大な地形には圧倒されました。
3/4(土) 2日目
走行距離118.94km / 獲得標高 1,894m / 実行動時間 11h00m
スタートから数時間経ったところで今合宿2つ目のアクシデントが起きました。ギアを変速する際にチェーンが落ち、リアディレーラーに絡まってそのまま壊れてしまいました。
自分たちではどうする事も出来なかったので仕方なく当人はヒッチハイクとタクシー、電車を乗り継いで先にメルボルンに行き修理することになりました。
あわよくばヒッチハイクでメルボルンまで行きたかったですが、そんなに甘くはありませんでした。
この日も海岸沿いをひたすら走り、海風がとても気持ちよかったです。
オーストラリアのキャンプ場は自炊場やシャワー、トイレがとても充実していました!
キャンピングバンで来ている人がとても多くアウトドアの人気ぶりが伺えます。
3/5(日) 3日目
走行距離 174.53km / 獲得標高 1,171m / 実行動時間 13h00m
今合宿最長の距離を走る日でした。
グレートオーシャンロードはきちんと整備されており、相変わらず走りやすかったです。世界で最も美しい海岸道路とよばれるのは伊達じゃない!
長かったグレートオーシャンロードもここで終わりです。
レーションにはマンゴーがおすすめ!信じられないくらい美味しかったです。
この日はとても気温が高くなり、日差しも強く自転車に差していた水分が熱くなるほどでした。途中で熱中症らしき症状がでたメンバーもおり、ガソリンスタンドで体を休めます。
こういった時には経口補水液が1番です!
暑い時間帯も過ぎ、日が傾きかけた頃にようやく目的地のメルボルンが見えてきました。メルボルンは外から見るとそのあたりだけに巨大なビル群がそびえ立つようでした。
3/6(月) 4日目 休息日
この日は各自でメルボルン市内を探索しながら、これまでの疲れを癒します。ビクトリア州立図書館など数々の観光スポットを訪れました。
少し不安げな顔でバーバーショップへと入っていきます。
サイドがすっきりして戻ってきました。
なかなか様になっています。
3/7(火) 5日目 移動日
朝一の列車に乗ってオルベリーへと向かいます。
オーストラリアへ来てからは専らステーキばかりを食べています。
自転車屋勤務の彼にかかれば直せない機材トラブルはないとか、、、
3/8(水) 6日目
走行距離 134.14km / 獲得標高 1,509m / 実行動時間 13h00m
オーストラリアの道路脇には鉄屑や小石が落ちていることが多く、この日はまだ日が昇る前に2度もパンクを起こしました。
こんなに大きな釘が刺さっています。
この日のテント場は貸し切りで立派なかまどがあり、使っていいよとのことでした!いつもよりお肉が美味しく感じます。
テント場のオーナーと仲良くなり、飼い犬と遊んだりもしました!
3/9(木) 7日目
走行距離 79.50km / 獲得標高 2,538m / 実行動時間 9h00m
出発した直後に目を疑うような光景に遭遇します。そこでは地表を覆う濃い霧がまるで雲海のように見え、そこに朝日が降り注いでとても幻想的な景色を作り出していました。
この日はコジオスコ山の麓まで漕ぐということで、アップダウンが多くとても疲れました。すれ違う車の中には声をかけて応援してくれる方もいました!
キャンプ場のすぐそばには小川が流れており、涼むことができました。
3/10(金) 8日目
走行距離 42.28km / 獲得標高 798m
トレッキング 12.39km 獲得標高 383m
実行動時間 12h00m
この日は朝イチからコジオスコ山までのヒルクライムがありました。余計なことは考えずにひたすら漕ぎ続けます。山頂に着いた時の達成感はとても大きかったです。
コジオスコ山ではバイクパークでMTBの大会が行われておりとても賑わってました。お店も開いており、早速栄養補給をします。
コジオスコ山はなだらかで比較的気軽に登れる山でした。トレラン大会も開催されていたようで多くのランナーとすれ違いました。
山頂にてパシャリ。
ここで今合宿3つ目のアクシデントが起きてしまいます。出発時に体調を崩してスタート地点に留まっていたメンバーがなんと自転車を盗まれてしまいました。キャンベラから合流する予定だっただけになんとも残念ですが、仕方なくシドニーにて合流することになりました😭
3/11(土) 9日目
走行距離 92.49km / 獲得標高 1,501m / 実行動時間 8h30m
この日は途中でオフロードを通りました。こういった道は楽しくもありますが、同時に度重なるパンクにより精神的にもダメージを負いました。何度心を折られかけたことか。ロードバイク勢にとっては厳しいものがあります。
荷物が重い!
蓄積した疲労と度重なるパンクで流石にメンバーの顔にも疲れ?が見えてきます。
3/12(日) 10日目
走行距離 157.46km / 獲得標高 1,525m / 実行動時間 13h30m
朝イチでテント場を出発した直後、カンガルーの大群に遭遇しました。道路の両側を囲まれていて襲われないか怖かったです。今回の合宿ではカンガルーをはじめ牛、羊、鹿、ウォンバット、フォックスなど様々な動物を見ることができました。ただ残念なことにHigh Way沿いなどでは多くの動物が轢かれていました。
オーストラリアで何度も朝日と夕陽を見ていますが、この日の太陽は格別でした。大気の影響か日本では見られないような色をしています。
太陽がこんなに大きく見える!
ひたすらに漕ぎ続けてキャンベラに着く頃には満身創痍の状態です。
3/13(月) 11日目 休息日
キャンベラでの観光日です。
この日はキャンベラの日という休日だったそうで買い物には10%の税金が上乗せでかかりました💸
また自転車のギアが壊れていたので修理をしたかったのですが、自転車屋も開いておらず。明日に持ち越しました。
3/14(火) 12日目 休息日
ここまで予定通り合宿が進んでいたことと、前日自転車の修理が出来なかったこともありこの日は予備日を使用する形で休息日になりました。
しかしどこの自転車屋に行っても他の予約などが一杯でこの日中に修理するのは難しいとのことで、結局修理は諦めました。
キャンベラには大きな湖があり、そのほとりで街の人達もゆったり過ごしていました。
3/15(水) 13日目
走行距離 154.98km / 獲得標高 1,360m / 実行動時間 6h30m
この日はずっとHigh way沿いを走りつづけるルートでした。High wayなだけあり、道はなだらかでとても走りやすく、予定よりも早く着くことができました。テント場についてからはとても暑く、テントの中はサウナかと思うほどの熱気です。各々日陰などで涼んでいます。
この日の夜もやはりステーキとパスタです。この組み合わせが一番楽であり、食べ応えもあります。この時に初めてカンガルー肉を食べましたが、少し臭みが強かったです。
3/16(水) 14日目
走行距離 84.66km / 獲得標高 1,120m / 実行動時間 11h00m
合宿も残すところあと2日となりました。今日は海沿いに向かって漕いで行きます。自転車のスポークが折れていたり、リムテープが剥がれていたりで何度もパンクをしましたが、ここまできたからにはなんとか気持ちを保って漕ぎ続けます。
この日の宿泊場所の隣に大きな湖があり、またしてもすごく綺麗な夕日を見ることができました。
明日で終わりと思うと、少し寂しさを感じます。
3/17(木) 15日目
走行距離 138.84km / 獲得標高 1,511m / 実行動時間 11h30m
ついに最終日となりました。海沿いを北上し山を2つ越えるとゴールのシドニーへと辿り着きます。
シドニーに近づくにつれて人や車の数も増えていきます。山を越える時には女性サイクリストにものすごいスピードで抜かされました😂
すごく気持ちよさそうなパラグライダー!
シドニーまでもう少し!
街中に入ると交通量も多くなかなか進むことができません。ゴールの時を今か今かと待ち侘びながら漕いでいきます。
そしてようやくゴール地点のオペラハウスに着きました!
スタート地点のウォーナンブールがとても懐かしく感じるほどの長旅でしたが、無事に合宿を完遂することができ、ほっとしました。
<総括>
今回は全員が初めての海外合宿であり海外での生活や合宿の強度に不安を感じていた。現地では体調不良やメカトラブルなどもあったが、メンバー内で助け合ったりして無事に合宿を完遂することができた。オーストラリアを五感全てを使って楽しみ尽くすことができたことは、とても有意義な経験となった。
最後になりますが、今回の合宿を行うにあたってご協力いただいた部長先生、OGOB会長、スポーツ支援課様、またご指導ご鞭撻いただきました監督、コーチ、OGの植田さんをはじめ、支えていただいた全ての方々に御礼申し上げます。
Comments