2次新錬B日程 荒川岳・赤石岳・悪沢岳
・山域:南アルプス 荒川岳・赤石岳(静岡県)
・日程:2024/8/1(木)~8/9(金) 3泊4日
・メンバー(計11人)
3回生:総PL安田、長田、宮川
2回生:総SL松並、瀧本
1回生:小倉、岸本、下田、松野、村上、安井
8/3~8/6にかけて南アルプス荒川岳・赤石岳で交差縦走を行いました。一回生にとっては初めての本格的な長期合宿であり、「山とは何か」を知る良い機会になりました。
合宿前日、朝、静岡駅に集合。満員のバスを乗り継ぎ椹島ロッジへ。
1日目、初日にして最大の山場である延々と続く登り道が立ちはだかり、皆心身ともに疲れ果てているようでした。高山病の恐れから、ペースが遅くなってしまったこともその要因の一つであったのだと思います。ですが、木々の隙間からこぼれる日の光や、時折のぞかせる広大な山々に背中を押され、何とか全員で赤石小屋までたどり着くことができました。
小屋についたらすぐにテントを立て、シチューを作り始めます。標高約2500メートルで食べるシチューは何となくいつもよりおいしいような気がしました。ところで、全員分あったはずのベーコンはどこへ行ったのですか?
2日目、ついに樹林帯を抜け稜線の上へ出ます。山行開始から一、二時間、徐々に周りの木々が低くなり、パッとあたりが開けた瞬間の景色は言葉では言い表せないほど美しいものでした。
その後、赤石岳に到着。そこで、美しい高山植物を眺めたり、赤石岳Tシャツを買ったりと各々休憩し、重たい腰を上げ今日の目的地、荒川小屋に向かいました。
3日目、早朝、まだ日の昇る前に山行を開始。次第に輪郭を現す無数の山々を超えて赤をにじませ、そびえたつ富士を横目に見ながら、二度目の稜線に向けて一歩一歩進んでいきます。
本日最初の目的地、前岳はガスに覆われていましたが、逆に真っ白な空間とぼんやりとした太陽が神秘的できれいでした。
次に現れた悪沢岳では岩場による多少の困難はあったものの、助け合い、全員無事に登頂できました。
その後、雨にせかされ、急いで千枚小屋に向かいました。最終日、あとはひたすら下るだけです。みんな矢のように下っていきました。
雨、ルート間違い、虫、様々な困難がありながらも、エスケープを一人も出さずに帰ってくることができました。最終合宿につながる良い合宿になったと感じます。
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