2次スキー補充合宿
山域:野伏ヶ岳(福井・岐阜) 日程:2月5日(水)〜2月10日(月) 1泊2日(移動日1日/予備日3日)
メンバー: <3回生>SL段ノ上 加藤 柿島 小峠[記録] <2回生>PL法蘓 野見[衛生] 長坂[装備] 南[気象] <1回生>武田 岩田 川瀬
入山日前日の2/5にバスが故障したらしく、この日は北濃駅横の駐輪場でテントを張って寝るという異例の事態に...
2/6 合宿初日、体操とビーコンチェックを済ませ、登山口に不要な荷物を埋めていよいよ出発。 予定通りパーティーを二つに分けて出発、しばらくは林道をシールやクワガタで歩く。
さらに林道を進むと、だだっ広い和田山牧場跡に到着。目の前に野伏ヶ岳をのぞみ、所々に小さい丘や平地が目立つ。 牧場跡入口で両パーティーの合流を待って再び出発。シール歩行で銀世界の中をゆく。 途中一人、下山中と思われる登山者と遭遇しつつも、テン場までの道のりをひたすらシールで歩く。 この日は兼ねてより停滞を予定していたが、意外にも好天に恵まれた。午前中は少々雪に見舞われることもあったが、午後からは日差しが暖かくカラッと晴れ、何事もなくテン場までたどり着けた。
2/7 合宿最終日、たった一泊二日の合宿でもアタックは最大の山場。気を引き締めていく。体操、ビーコンチェック、重りの水を抜いていざ出発。 早朝、おそらく氷点下-10℃台の寒々とした空気の中、暗い中をシールでひた歩く。 出発してからしばらくは、A班がシールで斜面をラッセルし、B班がそれに続いた。稜線が見え始めたころ、両パーティー合流し、スキー板をデポ、アイピンに切り替える。そして、野伏ヶ岳のダイレクト尾根と北東尾根のジャンクション地点を目指し、全員で交代しながら雪の中をひた進む。 この日は、太陽が昇り始めてからは暖かくなり、稜線に出てからは暑いほど日が照った。稜線に出てからというものの、ラッセルをする番になるとテン場に置いてきた水が恋しくなった。
稜線に出てからはひたすらラッセル。一回生や二回生は我先にと根性のラッセル。三回生も負けじと雪山三年、貫禄のラッセル。ラッセルをするものは誰も額に汗をにじませて、がむしゃらにピークを目指す。 しかしジャンクション目前で、パーティー全員の判断で登頂を断念。スキー滑走でテン場まで戻り下山を開始した。
和田山牧場跡入口からは林道を気持ちよく滑走。雪面に刻まれたトレースの滑り台を一気に滑り降りた。 途中雪が溶けている場所があり、そこからは各自、スキー板を外して行くか滑走を続けるかの判断を任せて、登山口にたどり着いた。
登頂ならずなんとも悔しさにじむ合宿となったが、残る春合宿に向けて、その悔しさをバネにがんばってほしい。