二次新錬合宿
山域:北アルプス(長野県)
日程:6月22日〜6月28日(移動日1日/予備日3日)
メンバー:(三回生)総PL中山(二回生)SL段ノ上[気象] 加藤(一回生)長坂 眞銅
一日目
前夜泊ののちタクシーで移動し、三股駐車場より入山。
道中 ゴジラみたいな木で休憩。
雨に降られ、雪渓や急登に悩まされながらも歩を進め、蝶ヶ岳ヒュッテに到着。
夕方になると雨は上がり、ひんやりと澄んだ空気と美しい山々の醸す心地よい雰囲気に包まれるが、
ここで私が高山病になりかけていることが発覚し、以後の山行では常に努力呼吸(30cm先のろうそくの火を消すイメージ)を強いられることとなる。
夜ご飯には豚汁を満喫し、二日目に備えて就寝。
二日目
3時30分に蝶ヶ岳を出発。右手には朝焼けや朝日を、左手には朝日に照らされ徐々に輪郭が明らかになっていく険しい稜線を眺めつつ常念岳を目指す。努力呼吸は忘れない。
常念岳への岩場の急登にさしかかり、ペースを早める先輩たちに食らいつく。なんとか努力呼吸は忘れなかった。
↑常念岳。足場の悪い三角点にも関わらず、百名山ということでたくさんの登山客で賑わっていた。
↓壁のようなガレ場を下り、常念乗越を経て大天井岳へと進む。
気持ちの良い青空のもと、緩やかなトラバースを歩き続ける。ここでも努力呼吸は忘れない。
↓おびただしい量の汗を吸ったスイムタオルを絞りながら、三日間洗わず、さらには下山後の温泉でもこれを使うことを自慢げに話す眞銅。
大天荘に到着。テントを張って一休みしてから大天井岳へ手ぶらでアタック。
↓大天井岳。あまりに雄大な景色と居心地の良さに、思わず努力呼吸を忘れてしまう。
ベンチや売店もあり、銘々楽しいひと時を過ごした。晩御飯にはカレーをいただき、強風が予想されていた翌日に備えて就寝。
三日目
あまりの強風に十分な睡眠を取れなかった者もいる中、4時に出発。
たゆまぬ努力呼吸のおかげか、高山病の症状は消えていた。
↑霧の中で神々しい光を放つ太陽。
ルートは緩やかな稜線が続き、予定よりも早く燕山荘に到着。
燕岳↓
疲れが溜まっていたため、燕岳についてから20分ほどで下山を開始した。
途中合戦小屋でスイカを楽しみながらもかなりの速さで下山し、昼頃には中房温泉に到着し、無事に合宿を終えた。
全体としては事前に予想していたよりもかなり天候に恵まれ、充実した合宿となった。
個人的には、自分がなるはずがないと考えていた高山病になりかけるなど、油断は禁物であるということを身を以て学び、夏合宿に向けて達成感とともに課題を知ることのできる合宿となった。